「ホクちゃん」は弊社のイメージキャラクターです。
あるところに、とてもなかのよいほほえましい家族がありました。
子ども 「父さん。今日は気持ちいい空ね。」
父さん 「ほんとだ。おまえたちの心みたいに明るく楽しい空だね。」
子ども 「空に名前をつけようよ。」
母さん 「すてきな思いつきね。」
そこで、みんなは空の名前を、あれこれと考えました。
そして、父さんがいった明るく楽しい空という名前が、
やっぱりいちばんいいということになりました。
今日も、太陽がルンルン気分で空に光をふりまいていました。
子ども 「父さん、太陽はなにでできているの?」
父さん 「それは、夢にきまっている。」
子ども 「夢ってなあに?」
父さん 「ん…、言葉ではうまく説明できないんだなあ。」
子ども 「それじゃ、なになら説明できるの?」
父さん 「それを、みんなで考えようよ。」
その時から、みんなは太陽を見ては、
夢ってなにでできているのだろう…と、考えるようになりました。
みんなが、木の下でくつろいでいました。
その時子どものひとりが急に飛び立ちました。
子ども 「あの、美しく輝く大きなものを連れてきます。」
父さん 「気をつけるんだよ。」
子ども 「ぼくたちも、手伝おうよ。」
父さん 「あれは、きっと夢だ。父さんも手伝うよ。」
そこで、みんなで力を合わせて、大きな夢を連れてきました。
そして、みんなは、すぐに夢とともだちになりました。
晴れた日に、みんなでなかよく森のうえを飛んでいました。
子ども 「今日は、もう少し高い空へ飛んで行きたいなあ。」
父さん 「ほんの、少しだけだよ。」
子ども 「でも、やっぱり、うんと高い空へ飛んで行きたいなあ。」
父さん 「じつは、父さんもそう思っていたんだよ。みんなで、うんとうんと高い空へ飛んでゆこう。」
それからのみんなは、それまでの空の何十倍もの広い空を飛ぶようになりました。